ゴム・プラスチックの押出成形と電線製造機械の2部門を柱に事業展開する三葉製作所(本社=東京都品川区・堀内健一社長)。
前期の需要動向を振り返ると、社内の構造改革を推し進めた結果、売上高は微減したものの、利益面では目標の営業利益率10%を達成した。
足元の動向については、7月時点で売上高が91・6%、生産高は98%となり、前年を下回っている状況だ。ただし、上半期の全体の動向では主力製品のゴム押出成形機の動きが良く、5月時点で売上高は前年比113%と好調に推移している。
ゴム押出機の好調さについて、「フルラインの製造を行い、需要の波がある電線製造機械に比べ、ゴム押出機は比較的需要が安定している。今期は自動車関連の動きが伸びている」(堀内社長)と捉えている。
下半期は押出成形部門が堅調に推移し、電線製造機械部門で大型案件があると見込んでおり、通期は売上高が微減、生産高は前年並みと計画している。
今期は前期に引き続き、構造改革