全国ゴム商組連合会が9月12日、名古屋市の名鉄ニューグランドホテルで開催された。幹事組合で中部ゴム商組の加藤龍雄副理事長が司会を務め、会議を進行。アンケートによる各地区会員企業数の変化などの報告後、各地区の活動状況や市況交換をテーマに意見交換を行った。報告された各地区商組の現状の概略を紹介する。
〈東北ゴム商組〉
組合員の増減について正組合員は1社増えて30社となった。
冨田和彦理事長は震災から7年半が過ぎた東北太平洋沿岸部について「何も変わっていない」と現状を述べたものの、明るい話題として東北放射光施設計画「SLiT-J」を紹介した。同施設では省エネエコタイヤの開発に、住友ゴム工業や横浜ゴム、ブリヂストンなどが産学連携で成功した。また、今年度の組合活動では親睦事業の開催や会報の発行、支部活動の活性化事業、会員・賛助会員の勧誘活動を計画している。
〈東部ゴム商組〉
今年12月に法的団体設立40周年を迎える当組合では、それに伴う記念行事の遂行が大きなテーマとなっている。
その一環として、来年2月1日に帝国ホテルで「40周年記念式典」、今年11月27日に記念ゴルフ大会など記念事業を実施する。山上茂久理事長は他地域の各組合へ記念事業への参加を呼び掛けた。
また、組合活動では、当組合の大きな事業の一つである「第6回商品展示説明会」を6月19日に都立産業貿易センターにて開催。200人を超える多くの来場者があり、活気ある展示会になった他、7月に勉強会「プラスチックの基礎知識」、11月に「女性のためのセミナー」を実施した。これら活動を通じ、組合活動への理解をさらに深めていくとしている。
〈中部ゴム商組〉
組合員・賛助会員の数を合わせると、今年4月の組合員数は前年度から3社減り93社、賛助会員は同2社増の35社となった。
中部地区は自動車業界が高位安定