ブリヂストンは9月18日、中国の重慶で9月19日~21日に開催される自動車部品およびアフターサービスの展示会、「重慶国際オートパーツ&サービス展2018」に出展すると発表した。
今回の展示会では、「一人ひとりを支える」をテーマに、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する同社グループの革新的な商品や技術、ソリューションビジネスを紹介する。
展示ブースでは、狭幅化によって空気抵抗を低減し、大径化と高内圧化により転がり抵抗を大幅に低減する同社の低燃費タイヤ技術「オロジック」を採用した「エコピアEP500オロジック」を装着した車両「BMW i3」を展示する他、同社がタイトルスポンサーを務める世界最高峰のソーラーカーレース「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」を紹介。さらに、空気充填を不要にする同社のタイヤ技術「エアフリーコンセプト」を採用し、パンクの心配のないタイヤを装着した自転車をブース内で試乗・体感ができる。
デジタルツールとしては、顧客情報・タイヤ点検結果などの情報を管理する「ブリヂストン・ツールボックス」、リトレッドタイヤの製造プロセス・品質・在庫などの情報を管理する「ベイシス」、タイヤの空気圧や温度と車両の位置情報をモニタリングする「タイヤマティクス」など、運送事業者のビジネスを支えるツールを紹介。タブレットを用いた「ブリヂストン・ツールボックス」のデモンストレーションも行う。
また、使用済みタイヤの接地部分(トレッド)のゴムを貼り替えて再利用するリトレッドタイヤおよびリトレッド製法について紹介する。リトレッドタイヤを用いることで、タイヤの材料であるゴムの使用量を削減することができるため、資源の有効利用および環境負荷の低減につながる。タイヤの空気圧がゼロになっても所定のスピードで一定距離を走行できるランフラットテクノロジー採用タイヤ「ポテンザS001RFT」も展示を行い、通常のタイヤとの内部構造の違いを見ることができる。
さらに、中国で販売するタイヤとして、新発売する低燃費性能とウェット性能を両立した低燃費タイヤ「エコピアEP300」、操縦安定性と濡れた路面での制動性能に優れるタイヤ「トランザT005」、2輪車用タイヤブランド「バトラックス」におけるスポーツツーリングタイヤ「バトラックス・スポーツ・ツーリングT31」、運動性能を重視するハイパフォーマンカーに新車装着タイヤとして採用されている「ポテンザS001」、オンロードのプレミアムSUV向けタイヤ「アレンザ001」など、幅広い製品ラインナップを紹介していく。