ダウ・ケミカル日本グループは9月18日、新生ダウのイノベーションを紹介するイベント「ダウ日本イノベーション・デー東京2018」を東京・六本木のグランドハイアット東京で開催した。
2017年に対等経営統合を完了したダウ・デュポンは、2019年に農業関連、素材科学、特殊化学品会社の3社に分割され、素材科学ソリューション・プロバイダーとなる「新生ダウ」が誕生することになっている。
イベントでは、新生ダウが注力するコンシューマー、インフラストラクチャー、パッケージングの3分野でのイノベーションを通じた持続可能なソリューションが、ブース展示やセッションを通じて紹介された。
冒頭でダウ・ケミカル日本のピーター・ジェニングス代表取締役社長は「我々のゴールは、素材科学の分野で今まで以上に強いものを作ることだ。皆さんと一緒にイノベーションを行えば、日本をまた偉大な国にできると思う」と述べ、「メイク・ジャパン・グレイト・アゲイン」と書かれた真っ赤なキャップをかぶり、会場を沸かせた。
続いて東レ・ダウコーニングの桜井恵理子代表取締役会長・CEOは、「私たちの日本での50数年を振り返ると、全てがお客様と生み出してきた一つひとつのイノベーションの歴史だ。この歴史をさらに積み重ねていきたい」とあいさつした。
展示ブースの中央には各分野の新開発品を集めたイノベーション・コーナーが設けられ、シリコーンフィルムの変形に追随する電極が配置可能で、アクチュエーターやジェネレーターへの応用が期待される、初展示の「動くシリコーン、柔らかいセンサー」などが来場者の