住友ゴム工業は9月21日、同社グループの二輪車用タイヤ販売会社であるダンロップモーターサイクルコーポレーションが、8月18日に「ダンロップ全国タイヤ安全点検」として二輪車用タイヤの安全点検を実施し、定期的なタイヤ点検の重要性を啓発したと発表した。
今回の集計結果ではタイヤの整備不良率は全体の15・3%で、濡れた路面でのスリップの発生原因となる「残溝不足」が最も多く確認された。
この点検活動は2012年から毎年、8月19日の「バイクの日」前後に全国の道の駅やレストハウスなどで実施しており、6回目となる今年は全国6ヵ所で実施した。当日はタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの残溝チェック、タイヤ表面の損傷、摩耗度合いなどを調べる外観点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について説明したチェックカードを配布するなど、ライダーの皆様にタイヤの日常点検の重要性を啓発した。
全国で616台の車両を点検した結果、タイヤにかかわる整備不良は全点検台数のうち94台(15・3%)で、その内訳は(重複含む)タイヤの残溝不足が60台(9・7%)と最も多く確認された。なお今回の点検により、2012年からの累計点検台数は3317台となった。
ダンロップでは今回の点検結果を踏まえ、今後も継続してライダーの皆様に安全で正しいタイヤの使用方法や管理方法などを伝えしていく方針。