東洋ゴム工業は9月25日、自動車用タイヤと自動車用防振ゴムの主力生産拠点の一つである桑名工場(三重県東員町)で、勤務する従業員の家族向けの工場見学会を9月17日に実施したと発表した。
桑名工場は、自動車メーカー向けの新車装着用タイヤを中心に、乗用車用をはじめSUV用、トラック・バス用まで幅広く自動車用タイヤ生産するタイヤ工場と、自動車の振動を抑え快適な乗り心地を実現する防振ゴムを中心とした自動車部品工場で構成されている。
従業員約1800人が勤務する桑名工場では、モビリティ産業の一翼を担っているとの高い意識を持って業務に取り組んでおり、同社は、この仕事への姿勢と真剣なものづくりの現場を一番身近なステークホルダーである家族に伝え、家族に会社の魅力を知ってもらうと同時に、職場への安心感を深めてもらおうと今回の見学会を企画し、約260人の従業員の家族が参加した。
見学会では、工場の概要と製造工程の説明を行った後、従業員が実際に業務に携わっている各工程に案内し、仕事内容や職場環境について、それぞれの家族に説明した。
参加者からは「どのような職場環境か心配だったが、安全、環境に気を付けている職場だと実感できた」、「家で仕事の話は聞いていたが、イメージできていなかった。今日の見学会で良く理解できた」、「家にいる時とは別人で、かっこ良かった」といった声が聞かれた。