小松原(和歌山市、玉置篤社長)の18年8月期は、売上高、利益面も横ばいだった。
売上の構成比によれば、ゴム設備機械が25%、衣料向け繊維機械が15%、IT関連設備が35%、その他が25%となり、衣料向け繊維機械が前期よりも減少した。
その要因として、前々期は大型受注があったが前期は無かったことと、自社ブランドの比率が前々期は半分以上あったものの前期の比率は半分を切ったことを挙げている。
前期について、玉置社長は「業績は横ばいだったが、納入時期が固まり、とにかく忙しい期だった」と振り返る。また、自社ブランドのFV洗浄機の需要は良くも悪くもない状態で、同機械の国内外比率は海外が半分以上を占めた結果となった。
今期の課題のひとつに、OEM受注の採算性の改善を挙げる。そのために、外注費など原価管理の徹底や営業の強化を挙げ、原価管理の徹底では、「確かに設計の段階でコストダウンも大事だが、原価管理はより徹底していかない