エラストミックス(三重県四日市市、阿部一至社長)の18年度上半期の動向は、自動車向けが堅調に推移し、前年と比較するとCMBの需要増につながった。
国内は自動車生産台数と比例し需要が伸長した。一方、海外の中国では、年明けからの環境規制が落ち着きを見せ始めたものの、数量的には前年並みだった。
タイは自動車関連の需要が動いており、自動車部品メーカーへの輸出も伸びている。インドネシアについては、海外拠点のなかでも成長率が一番高く、自動車生産台数と輸出関連の需要が増加した。それらの需要に対応していくため、上半期に設備投資を行った。
そのほか、メキシコは、年初から本格的稼働を開始し、5月にはオープニング・セレモニーを実施した。
こうしたことから、19年3月期の見通しでは、阿部社長は「メキシコがまだ収益に貢献できていない状態だ。ただし、既存の拠点が堅調に推移しているため、メキシコの分をカバーできる」と見ており、売上、生産量とも前年比プラスを見込んでいる。
同社にとって、今期は3ヵ年計画の