建築ガスケット工業会は9月28日、ケムシェルパの導入などをテーマに、都内で技術研修会・臨時セミナーを開催した。
研修会は、台東区生涯学習センターで会員企業の社員ら30人が参加して行われ、初めに堀田秀敏会長(ホッティーポリマー)が「世界的な環境意識の高まりの中、我々が工業素材を製造・販売する上では、化学物質の管理が重要な課題であることは間違いない。大変有意義な会になるよう期待している」とあいさつした。
研修会の前半は、講師のホッティーポリマー技術部の枝川圭氏が、経済産業省が開発した製品含有化学物質の情報伝達ツール「ケムシェルパ」の導入と運用について講義した。枝川氏は、化学物質の管理についての概論の後、これまで一般的な情報伝達ツールだったJAMPが物質リストの更新を終了したためケムシェルパに切り替えないと対応できないことを説明し、パソコンの画面をプロジェクターでモニターに映しながらケムシェルパの具体的な使用手順を解説した。参加者のほとんどは