日本ポリエチレンは10月1日、ポリエチレン全製品を10月15日納入分から10円/kg以上値上げすると発表した。
米国によるイラン制裁再開を控え原油需給が逼迫し、原油価格が大幅に上昇している。また、国産ナフサ価格も、原油の高騰、域内の堅調なナフサ需給及び米国の長期金利上昇により円安が進んでいるため、2018年第4四半期には5万8000円/klを超える水準となることが見込まれる。
同社は、厳しい環境の下で徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の急激な原燃料コスト上昇分を自助努力のみで吸収することは困難であり、価格改定を実施せざるを得ないとの判断に至ったとしている。