ブリヂストンは10月3日、同社とグループ会社のブリヂストンサイクルが、日本デザイン振興会が主催する「2018年度グッドデザイン賞」を3製品で受賞したと発表した。
受賞したのは、コルゲート被覆パイプ「らく楽コルゲートパイプ」、電動アシスト自転車「イルミオ」、電動アシスト自転車「フロンティアラクットシリーズ」の各製品。
らく楽コルゲートパイプは、住宅用給水給湯用の配管システムに使用する樹脂管で、巻き癖が少なく施工性に優れた同社製品「らく楽パイプ」を伸縮性と堅牢性に優れた蛇腹管であるコルゲート管で被覆しており、継手との接続性や耐傷性などに優れている。近年の建築技能労働者の高齢化や若年入職者減少による職人不足を背景に、施工時の省力化や効率化への高いニーズを元に開発した。
イルミオは、子育てが一段落し積極的に新しいことへ挑戦したい世代に向けて、光文社のファッション&ライフスタイル誌『STORY』と共同開発した製品で、製品名はイタリア語で「私のもの」を意味し、「自分だけの自転車で自分時間を楽しめる生活」を目指して名付けられた。洗練された大人のファッションを求めるSTORY読者の声を反映し、大人の女性が美しく見えるエレガントなカラー・デザインを取り入れた。
フロンティアラクットシリーズは、「身体の変化により自転車に乗る自信がなくなった」とか「シニア向け製品はデザインに抵抗がある」といった声に応え誕生した製品で、身体の変化へ対応するため、またぎやすさ、乗り降りしやすさ、こぎやすさという自転車に乗る際の3つのポイントがより楽になるよう設計した。また、乗りたくなるカラー・デザインを兼ね備え、健康的で活動的なライフスタイルを提案する。
受賞作品は、10月31日から11月4日まで東京ミッドタウンで開催される受賞展「グッドデザイン・エキジビション2018」で紹介される予定。