カーボンブラック協会　70周年記念大会を開催　「技術力で成長」長坂会長

　カーボンブラック協会は10月９日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で設立70周年記念大会を開催した。

　大会は会員企業の代表ら約１００人が出席して行われ、あいさつに立った長坂一会長（東海カーボン）は、インドを中心にカーボンブラックの生産が急増する傾向にあることに触れ、「皆が切磋琢磨し技術力を更に高めていくしか道はない。一方で、スケールで勝負することも必須で、これが経営者の宿題ではないか」と述べた上で、「日本の仲間同士の競争ではなく国同士の競争になっているので、力を合わせた技術力での勝負が今まで以上に行われるだろう」と業界の結束を促した。最後に「我々が持っている技術力は、どの国にも劣らない。それを維持するだけではなく、今後も成長できるように頑張って行ければ、業界のため、国のためになる」と締めくくった。

　大会では、サイエンス作家の竹内薫氏に