住友理工(名古屋市中村区、松井徹社長)の産業用ホース事業は今年7月、産業用ホースの製造及び海外販売(建機向けの直需販売含む)を手掛けてきた「住理工ホーステックス」と、国内販売を担ってきた「住理工ホース販売」の子会社2社が統合し、新会社「住友理工ホーステックス」(京都府綾部市、蜷川広一社長)が始動した。
住友理工ホーステックスの18年度上期業績は、日本を含めたグローバル全体で前年同期比2ケタ以上の増収となり、上期ベースで前年度の過去最高をさらに更新した。
好調な業績をけん引したのは中国市場。建機向けの高圧ホースが大きく伸長したことや、アフターマーケットを中心とする一般産業用分野も16年に設立した現地代理店会「共翔会」が中国国内で販売シェアを拡大し、中国の18年度上期は大幅な増収となった。
また、日本の建機市場についても、昨夏の排ガス規制強化とともに建機メーカーの生産が落ち込むと見られていたが、17年度下期は前期並み、18年度上期も横ばいを維持。「内需というよりは北米や欧州、東南アジアなど輸出向けが