サンアロマー ポリプロピレンを値上げ

2018年10月17日

ゴムタイムス社

 サンアロマーは10月16日、ポリプロピレン(PP)を11月1日出荷分より15円/kg以上値上げすると発表した。

 ポリプロピレンの主原料であるナフサ価格は、米国によるイラン制裁でイラン産原油の供給が減るなか、原油価格が急騰したことに伴って大幅に上昇している。これに円安の伸長が加わって国産ナフサ市価は10月初頭には6万円/klに達した。今後についても、中東情勢の安定化の目途が立たない中で原油の暖房需要期が控えており、ナフサ価格のさらなる高騰が危惧されている。

 そのため、ポリプロピレンの供給コストの大幅な上昇は避けられない状況にあるが、コストダウンの努力も限界に達しており、コスト上昇分を価格に転嫁せざるを得ないとしている。

 なお、ナフサ価格が想定より大幅に上昇した場合は、価格改定幅の変更もあるという。

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