ホース特集 クラレプラスチックス 住宅用換気ダクトが好調 空調・土木関連の拡販目指す

2018年10月19日

ゴムタイムス社

 クラレプラスチックス(大阪市北区、中島多加志社長)のホース事業の18年上期(1~6月)売上は前年同期比数%増と計画を若干上回った。

 一方、下期に入った7月以降はやや動きが停滞している。中でも豪雨や台風被害が相次いだ西日本では、物流網が寸断され、「商品が運べないジレンマを感じた」(同社)。ただ、主力分野の空調関連や土木工事関連は順調に売り上げが拡大しており、下期も両分野を中心に拡販を図っていく考えだ。

住宅用換気ダクト

住宅用換気ダクト

 空調関連では、住宅用換気ダクトが好調に推移。新設住宅着工件数が伸び悩むのとは対照的に、高気密・高断熱の省エネ住宅「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」は各地で増えており、採用されるケースが広がっている。政府がZEH住宅の普及促進に乗り出していることを踏まえ、来期中に伊吹工場(岐阜県不破郡垂井町)で同製品の製造ラインを増設する予定だ。

 土木関連は、特殊な高強力繊維を使用し、耐圧性に優れる「ネオ・ホーマーCF」「ネオ・ホーマーGX」は販売が堅調。うち、ネオ・ホーマ

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