建築ガスケット工業会は10月26日、大気暴露試験などをテーマに、都内で技術研修会を開催した。
研修会は、台東区民会館で会員企業の社員ら約50人が参加して行われ、初めに堀田秀敏会長(ホッティーポリマー)が「我々、建築ガスケットを製造・販売する者は、耐候性に関するトラブルを決して起こしてはいけない。きょうの講演は大変有意義なものになるのではないか」とあいさつした。
研修会の前半は、講師の日本ウエザリングテストセンター(JWTC)銚子暴露試験場の桑原圭介主任研究員が、JWTCが実施している大気暴露試験の設備や測定方法について説明し、40年以上屋外で暴露させているプラスチックやタイヤなどの写真を紹介した。また、促進耐候性試験についても解説し、様々な条件により限定的なデータにはなるものの、例えばポリプロピレンの光沢度の暴露試験を屋外で約7ヵ月行うのと同等の結果が、キセノンアーク灯による試験では約450時間で得られることなどが紹介された。質疑応答では、参加者が