豊田合成の2019年3月期第2四半期連結決算は、売上高は4048億6800万円で前年同期比3・8%増、営業利益は108億1900万円で同44・7%減、四半期純利益は57億5800万円で同51・7%減となった。日本における新型車効果や米州・アジアにおける主要顧客の生産台数の増加が寄与し増収となった。一方、利益面は、日本での新型車を中心とした増販効果や合理化努力等はあったものの、独禁法関連損失を計上したことで減益となった。
地域別にみると、日本は主要顧客の新型車向けの増販により、売上高は1911億円で同4・5%増。利益は独禁法関連損失などを計上したことで、セグメント損失は12億円(前年同四半期はセグメント利益46億円)となった。
米州に関しては、主要顧客の生産台数の増加に加え、日系・外資系メーカーへの拡販により、売上高は1227億円で同4・5%増となった。利益は増販効果や合理化努力等はあったものの製品構成の悪化等により、セグメント利益は84億円で同4・1%減。
豪亜では、為替の影響や日系メーカー向けの拡販により、売上高は990億円で同1・6%増となった。一方、利益については、前期に固定資産売却益を計上した反動などで、セグメント利益は64億円で同7・8%減となった。
欧州・アフリカについては売上高は222億円で同0・6%減。ただ、欧州の生産再編費用等の増加により、セグメント損失は26億円(前年同四半期はセグメント損失9億円)となっている。
通期業績予想に関しては、9月19日に公表した数値を上方修正し、売上高は8250億円で前期比2・1%増、営業利益は380億円で同8・0%増、税引前利益は390億円で同9・8%増、当期利益は230億円で同7・7%増を見込んでいる。