日本ゴム工業会・統計委員会(ロール製品関係7社)がまとめた2018年1~9月のゴム・樹脂ロール生産実績によると、総合計は3249tで前年同期比5・8%減となった。
このうちゴムロールは2963tで同6・0%減、合成樹脂ロールは286tで同4・3%減となった。ゴム・樹脂ともに前年実績を下回った。
18年を四半期ごとに見ると、ゴムロールの1~3月は同6・5%減、4~6月は同6・5%減、7~9月は同4・9%減、合成樹脂ロールは1~3月が同6・2%減、4~6月は同4・6%減、7~9月は同2・1%減と推移。
用途別では、印刷用は5四半期連続で前年同期を下回る状況が続いている。また、製鉄用は17年は3四半期連続で前年同期を上回っていたが、18年に入るとマイナスに転じ、3四半期連続の減少となった。構成比で全体の6割を占める印刷用・製鉄用は減少傾向にあり、ロール需要は厳しい状況にある。
さらに詳しく見ると、全体の35・7%を占める印刷用の1~9月はゴム・樹脂合計で1185t
全文:約741文字