豊田合成は11月6日、インドの子会社である豊田合成ミンダインディアのグジャラート工場が10月に稼働を開始したと発表した。
同工場は、インド北西部のグジャラート州デカワダに位置し、インドでの自動車生産の拡大と安全規制強化により需要が伸びるエアバッグに加え、ハンドルやウェザストリップなどをスズキ・モーター・グジャラート社に供給する。従業員は約330人(2021年3月末予定)で、面積は土地が約7万5000㎡、建屋が約1万8000㎡。
同社はインドを重点市場と位置づけ、4月にはデリー近郊に技術・営業拠点としてグルガオン事務所を新設するなど、開発・生産体制を強化しており、2025年度までにインドでの売上規模を現在の2倍以上となる350億円に拡大することを目指している。