日本ゴム工業会は9月28日に「中小企業会員景況調査」を行い、10月22日に集計を行った。「業況判断」については、7~9月期実績と10~12月期見通しともにDI指数がマイナスとなり、ゴム産業の中小企業の景況感が悪化していることが分かった。
調査項目は「業況判断」「売上額」「経常利益」「販売価格」「資金繰り」「従業員の過不足状況」「当期に直面している経営上の問題点」の7項目。中小企業会員75社を対象に実施し、47社から回答を得た。回答率は62・7%。
業況判断のDI指数は、前年10~12月期から下降が続き、今年7~9月期実績はマイナス2・1となった。今年10~12月期見通しはマイナス15・2で、さらに落ち込む見込みとなった。
なお、中小企業基盤整備機構が調査したDIによる中小企業の景況では、7~9月期実績の業況判断DIはマイナス15・6、10~12月期見通しはマイナス10・4で、同工業会会員の景況感と同様にマイナスで推移している。
また、10~12月期見通しのDI指数は、販売価格が