デンカの山本学社長は、11月7日に開催した決算説明会の中で、経営計画「Denka Value―Up」の進捗状況を説明した。
山本社長は5ヵ年計画の1年目の18年度について、「予想営業利益は360億円で、2020年度の目標である営業利益420億円に向け、ほぼ計画通りスタートできた」と順調に進んでいることを報告し、「目標達成を確実なものとすべく、まい進していく」と決意を述べた。
経営計画では、事業ポートフォリオ変革と革新的プロセスを成長戦略の柱とし、事業ポートフォリオ変革ではヘルスケア、環境・エネルギー、高付加化価値インフラ分野のスペシャリティー事業の成長加速を掲げ、数値目標として、営業利益を22年度までに500億円から600億円に拡大させ、スペシャリティー化率90%の達成を目指している。
山本社長の報告に続き、スペシャリティー化の効果が最も早く表れると同社が期待す