ブリヂストンの2018年12月期第3四半期連結決算は、売上高が2兆6741億9200万円で前年同期比0・4%増、営業利益は2908億6400万円で同3・0%減、経常利益は2765億4400万円で同4・2%減、四半期純利益は2194億6400万円で同11・0%増となった。
タイヤ部門の売上高は2兆2235億円で同1%増、営業利益は2801億円で同2%増となった。
タイヤ販売は、乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)は対前年比で若干の減、トラック・バス用ラジアルタイヤ(TBR)は前年比微増だった。新車用が総じて好調で、特に北米・欧州・中国アジア大洋州で、TBRが2桁増となった。建設・鉱山車両用ラジアルタイヤ(ORR)は超大型、大型とも前年比で伸長した。
地域別では、日本は、売上高が8131億円で同1%増、営業利益は985億円で同2%増となった。米州は、売上高が1兆3162億円、営業利益は1314億円で同4%減となった。欧州ロシア中近東アフリカは、売上高が4448億円で同7%増、営業利益は101億円で同16%増となった。中国アジア大洋州は、売上高が4752億円で同1%減、営業利益は454億円で同16%減となった。
営業利益の増減要因は、為替はプラスマイナス0で、原材料で180億円の増益要因があったものの、販管費が170億円、減価償却費が50億円、売値MIX数量他が48億円の減益要因となり、合計88億円の減益となった。
化工品、スポーツ用品、自転車その他各種事業を行う多角化部門では売上高が4659億円、営業利益は108億円で同57%減となった。
通期の連結業績予想については、売上高は3兆6500億円で前期比0・2%増、営業利益は4100億円で同2・2%減、経常利益は3850億円で同3・9%減、当期純利益は3050億円で同5・8%増を見込んでいる。