藤倉ゴム工業の2019年3月期第2四半期連結決算は、売上高が165億4600万円で前年同期比1・0%減、営業利益は8億2300万円で同39・3%減、経常利益は9億9300万円で同33・6%減、四半期純利益は8億300万円で同29・2%減となった。
セグメント別では、産業用資材は、売上高が107億3600万円で同微増、営業利益は5億6700万円で同35・4%減。工業用品部門は、国内が自動車、住宅機器、設備投資関連など総じて好調だったものの、北米の自動車部品メーカーの在庫調整、中国市場の減速の影響を受け減益となった。制御機器部門は、前期まで続いていた液晶・半導体関連メーカーの設備投資が減速したため減益となった。電気材料部門は、電力・情報通信などのインフラ工事用部材の受注が順調に推移し増益となった。
引布加工品は、売上高が25億600万円で同6・0%増、営業利益は1億4800万円で同33・5%増。引布部門は、音響用と工業用その他一般ゴム布の受注が減速し減益となった。印刷材料部門は、高付加価値製品に支えられ売上を維持したが、製造費用が増加し減益となった。加工品部門は、国内外で救助設備など舶用品が好調で増益となった。
通期の連結業績予想の修正はなく、売上高は338億円で前期比0・5%減、営業利益が20億円で同11・5%減、経常利益が19億円で同21・9%減、当期純利益が15億円で同13・8%減を見込んでいる。