三井化学 経営概況説明会を開催 3年で3600億円投資へ

2018年11月15日

ゴムタイムス社

 三井化学は11月15日、本社で経営概況説明会を開催し、淡輪敏社長が18年度決算見通し及び各事業領域のトピックスについて説明を行った。
 19年3月期上期実績は営業利益497億円、経常利益584億円、当期純利益418億円となり、「いずれも上期の利益項目で過去最高となった」(淡輪敏社長)とし、これを受けて通期の利益目標については、営業利益が1060億円、経常利益は1170億円、純利益は800億円と設定し、大阪工場での火災影響で35憶円のマイナス要因があったものの、3年連続で過去最高益を見込む。

 成長3領域であるモビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージングはいずれも好調に推移し、3分野ともに営業利益は17年度を上回る見通し。基盤素材事業は、原料価格の変動などの影響があり、18年度の営業利益は前期に比べマイナスを予想している。
 投資については「18年以降の利益成長は今まで通りにはいかない」とし、「18年からの3年間で3600億円を投資を行い、更なる成長に向けて投資を強化する」方針を示した。

 淡輪社長は対処すべき課題として、成長3領域(モビリティ、ヘルスケア、F&P)の拡大・成長、次世代新事業の育成、新製品創出の加速、基盤素材事業のさらなる競争力強化を挙げた。

 エラストマー、機能性ポリマー、機能性コンパウンド、エンプ

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