日本ゴム工業会統計委員会(ライニング製品関係5社)がまとめた1~9月のゴムライニング生産統計によると、ゴムライニングの生産量は346・2tで前年同期比6・9%増となった。伸び率は前年同期の1・8%増から5・1ポイント拡大した。
主力の化学工業用がマイナスとなったほか、鉄鋼用、車両・船舶用、食品工業用は前年同期を下回った。ただ、その他用では電力や水処理装置を始めすべての項目で前年同期を上回り、全体でも前年同期比でプラスとなった。
用途別では、構成比の3割を占める化学工業用が121・5tで同1・7%減。内訳はソーダ工業が71・0tで同5・6%減、紙パルプを含むその他が50・6tで同4・5%増となった。
鉄鋼用は16・6tで同5・4%減、タンク車やタンクローリー、船内配管などの車両・船舶用は20・2tで同28・0%減、食品工業用は3・7tで同30・6%減、鉱山・非鉄金属用は
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