NOKの19年3月期第2四半期連結決算は、売上高が3420億2900万円で前年同期比4・3%減、営業利益は140億4000万円で同30・1%減、経常利益は180億3600万円で同32・2%減、四半期純利益は96億5000万円で同40・6%減となった。
セグメント別では、シール事業は、売上高が1718億7300万円で同4・8%の増、営業利益は183億6300万円で同4・0%減。自動車向けは、国内で軽自動車の需要回復が継続し、東南アジアで需要が好調に推移して、販売が増加した。一般産業機械向けは、建設機械、工作機、ロボット向けが好調に推移し、販売が増加した。営業利益は、人件費・経費の増加、原材料費の高騰などにより減益となった。
電子部品事業は、売上高が1542億8300万円で同13・1%減、営業損失は50億8800万円(前年同期は3億1100万円の利益)。自動車向けの需要が好調に推移したが、高機能スマートフォン向けの需要が減少し販売が減少した。
ロール事業は、売上高が103億9800万円で同0・8%減、営業利益は5200万円(前年同期は800万円の損失)。事務機向けの需要はほぼ横ばいで推移したが、為替の影響により販売が減少した。金融、繊維機械向けは需要が伸びたものの、全体での販売は減少した。
特殊潤滑剤などのその他事業は、売上高が54億7400万円で同2・2%増、営業利益は7億800万円で同13・5%増となった。
通期の連結業績予想は下方修正し、売上高は6990億円で前期比4・2%減、営業利益は345億円で同23・2%減、経常利益は410億円で同27・2%減、当期純利益は237億円で同32・8%減を見込んでいる。