アキレスは11月20~21日、東京・新宿区で同社製品と技術の総合展示会「アキレス・ザ・ネクスト」を開催した。
今回は「変幻自在な未来へ」をテーマに各分野の取り組みを紹介し、会場の中央には「技術の融合ーアキレスの挑戦」と題した企画展示コーナーを広く設け、複数の事業部が連携して開発した展示品を23点披露した。
このうち、初展示の「熱中症対策テント」は、軟質ウレタンを断熱素材としてテント生地の間に内包し、テント内部の温度上昇を抑制する。建設現場の休憩所や災害時の簡易避難所などへの展開を図る。
「帯電防止機能パンプス」は、静電気が発生しにくい帯電防止ソールとインソールを採用し、冬場の不快な「パチッ」を防止する製品で、航空機の客室乗務員などに向く。
初展示の「静電気を感じる壁紙」は、壁紙へのめっき加工を施し静電気を電流に変換する装置と組み合わせた開発品で、人物が近付くと静電気で感知でき、防犯用途などへの応用を目指す。
このほか、エーテル系ポリウレタン「ソルボ」をウレタンフォームに挟み込んだ「圧力分散マテリアル」や、高速走行するボートの乗員を保護する「衝撃ダンパーシート」、精密機器の輸送用の「衝撃吸収パレット」などの開発品を紹介した。
各部門ごとに注力製品を陳列する事業部展示コーナーも併設し、ウレタン事業部は