西部工業用ゴム製品卸商業組合(岡浩史理事長)は11月16日、大阪市北区の中央電気倶楽部で「ベルト商工懇談会」を開催した。商工懇談会では、ベルトの市況報告をはじめ、製品の値上げの浸透状況や人材不足への対応などについて商工双方で活発な意見交換が行われた。
商工懇談会には、組合を代表して岡理事長、小島孝彦事業委員長、糸井宏之副事業委員長、久利直嗣ベルト部会長、荒木孝ベルト副部会長はじめ、ベルト部会員企業代表らが出席。またメーカー側のからは、ニッタ・工業資材事業部ベルト事業G営業部副部長の辰峯史晃氏、バンドー化学・技術部伝動ベルト設計グループ長の明石貴光氏と営業部の井上広紀氏、三ツ星ベルト・取締役常務執行役員の片山孝氏が招かれた。
会に先立ち、岡理事長はベルト業界の状況について触れ「今年は各社によって状況が違うものの、共通しているのが製品値上げの対応だった。確かに業績が良い企業は多くあるが、利益面で物流費や材料費の値上げなどの目に見えない経費で利益を圧迫している企業が多かったのではないか」と述べた。
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