東洋ゴム工業は11月20日、国内における主力生産拠点のひとつである桑名工場の従業員による森林保全活動を11月17日に実施したと発表した。
同社は三重県が進める企業と地域が連携して取り組む森林保全活動「企業の森」づくりの趣旨に賛同するとともに、桑名工場が所在する東員町において、2014年、当社の活動エリアとなる森林一帯(5・27ha)を「TOYO TIRES 緑のつながり・三重」とし、付近の市民が親しみをもって憩える健全な里山づくりに向けて、従業員参加による整備活動を続けている。
5回目を数える本年度は、従業員とその家族、計116名(うち子ども36名)のほか、近隣の地域住民も初めて参加し実施した。当日は、子どもたちによるイロハモミジの植樹のほか、約2時間かけて雑木林の伐採やゴミ拾いを実施。また、参加した子どもたちは環境教育として、椎茸の菌打ちなどを体験した。
本エリア一帯を縦断する遊歩道を2014年に造成したのち、2015年からこの区間を3エリアに区切って一年ごとに整備に取り組んできた。今回の活動では、全長600メートルの遊歩道全体の整備活動を実施。今後は2019年春をめざし、遊歩道として地域に開放できるよう準備を進めていくとしている。