住友理工 バウマ・チャイナに出展 中国搬送用ホース市場に参入

2018年11月21日

ゴムタイムス社

 住友理工は11月20日、中国・上海市の展示会場「新国際博覧中心」で11月27日から開催される「バウマ・チャイナ2018」に、同社グループの産業用ホース事業を担う製造・販売子会社の住友理工ホーステックスと、中国の同ホース製造・販売子会社、東海橡塑(合肥)有限公司および同ホース販売子会社、住理工化工産品(上海)有限公司の3社共同で出展すると発表した。

 中国の産業用ホース市場は、中国政府が進める巨大経済圏構想「一帯一路」によるインフラ整備事業の推進などにより活況を呈している。搬送用ホースは、土木工事関連で使用される製品を中心に需要が増加している他、高圧ホースの需要も建機需要の増加で堅調に推移している。

 こうした環境の下、同社は新たに中国の搬送用ホース市場への参入を決定し、今年度から拡販を進めている。具体的には、2016年に発足した中国国内のホース販売代理店会「共翔会」のネットワークを活用し、既存顧客への製品認知度向上のために工事現場での製品紹介などのPR活動を積極化している。さらに新規顧客開拓を加速するため、アジア最大規模の建設機械展である同展示会に初めて搬送用ホースを出品する。ブースでは、トンネル掘削の際に出る土砂などを運ぶための耐摩耗系ホースや、建設機械で使用される耐油ホースなどを展示する。

 また、建設機械向けの高圧ホースは、中国市場のニーズに合わせて開発し、市場で高評価を受けている「EXSシリーズ」や、昨年市場投入した高耐久で曲げやすく、さらにJIS(日本工業規格)に適合した「KYOシリーズ」など、計30品種を出品する。

ブースイメージ

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