合成ゴム工業会がこのほどまとめた1~9月の合成ゴム品種別生産実績によると、生産量は全体で117万5043tで前年同期比2・9%減となった。
品種別生産量をみると、タイヤ向けを中心とする汎用のSBRは43万1170tで同6・0%減、同じく汎用のBRは22万8146tで同2・0%減となった。
SBRのうち、SBRソリッドは33万1062tで同4・9%減、SBRノンオイルは19万134tで同2・2%減、SBRオイルは14万928tで同8・2%減、SBRラテックスは10万108tで同9・7%減となった。
自動車用ゴム部品を中心とするNBRは8万6430tで同1・9%減、CRは9万7795tで同1・4%増、EPTは17万6383tで同1・2%増となっている。
NBRはホースやシール、パッキンなどの需要が堅調に推移し3月以降5ヵ月連続で前年同月を上回っていたが、8月と9月は減少し、9月単月は4割近いマイナスで、今後の動向が注視される。一方、CRとEPTは前年同期を上回った。CRについては、建設資材、自動車部品、接着剤需要などが増大し、供給が追い付かない状況が続いている。EPTはウエザーストリップなど自動車用ゴム部品向けの需要が安定している。
9月単月の生産量は合計11万1487tで前年同月比22・0%減となり、2ヵ月連続
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