バンドー化学は11月21日、東京・京橋の東京支店で、2019年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
連結売上高は国内・海外とも伸長したことにより、482億100万円で前年同期比5・3%増となった。連結営業利益は、売上原価率の悪化、為替影響による粗利減などの減益要因があったものの、売上増による粗利増加が利益を押し上げ、38億800万円で同23・4%増。また、連結経常利益は45億4600万円で同34・2%増、連結四半期純利益は33億5200万円で同29・0%増の増収増益となった。
セグメント別では、自動車部品事業の所在地別売上高は欧米他が前年同期比1・8%減となった以外は、中国(同7・4%増)、アジア(同3・5%増)、日本(同3・0%増)と上回った。欧米他の減少は米国で同社製品搭載車種の生産減に伴う販売減による。一方、大きなプラスとなった中国は主要顧客の生産台数増でベルト販売が増加した。また、アジアはタイ、ベトナム、インドでスクーター用変速ベルトが好調。日本は補機駆動用伝動システム製品の販売が増加した。
自動車部品の営業利益は、アジアでの拡販により前年同期比14・7%増の増益