独ランクセスは11月21日、同社の取り組みを紹介する「ランクセス・ウェブマガジン」の最新版を11月8日より公開したと発表した。
公開されたのは「私たちを動かすもの」と題した新シリーズで、日常生活を支え、生活の質を向上させてくれる化学の役割についての4つの記事が掲載されている。
そのうち「栄養と化学」では、汽水と排水の脱塩に利用されている同社の高効率の膜ろ過製品や、100年以上にわたり同社のレバクーゼン拠点で製造しチーズ製造の補助的技術として食品業界で使用されている硫酸などの化学的プロセスについて紹介している。
続く「モビリティの未来―進化と気候変動への取り組み」では、化学がいかにしてモビリティの未来への道を切り開いていくのかをテーマに、同社のハイパフォーマンスマテリアルズ・ビジネスユニットのEMEA地域マーケティング責任者であるヤン・ベンダー氏へのインタビューを掲載。
また「当たり前の存在―日常生活の中の化学」では、電気ケーブル、散水用ホース、ビニール製包装フィルム、玩具など様々な製品で使用されている可塑剤や、火災による人的・経済的損失を防止するのに大きく貢献する難燃剤、鳥インフルエンザやアフリカ豚コレラのような伝染性の高い感染症に対して防疫措置効果のある消毒剤など、実際に日常生活で活躍している化学について役割を詳しく紹介している。
「皮革製品―最古の手工業、持続可能性への道」では、皮革産業で古くから見られる残留物の問題を解決するため、同社がヘラー・レダー社と共同開発した皮革製造工程の残留物のから得られる環境にやさしい再なめし剤の技術について解説している。