独ヘンケルは11月22日、RLEインターナショナルと戦略的提携を結ぶことに同意したと発表した。
2社は自動車技術の革新を推進し、付加価値創生の機会拡張、そして自動車産業における一流の設計エンジニアリングソリューションを提供を目指す。
環境規制や、eモビリティ、全自動運転などの未来のモビリティコンセプトおよび自動車のメガトレンドを踏まえ、軽量化や安全性向上には、新たなアーキテクチャ設計やソリューションが求められており、バッテリーや電気部品の統合と保護は開発・製造において提携していく。
同社コーポレートバイスプレジデントでトランスポート&メタル事業本部自動車OEMデザインユニット統括であるチャック・エバンス氏は「RLEインターナショナルと連携し、ヘンケルは車に乗る人の安全性向上を目的とした自動車衝突時の包括的な高度シミュレーション能力や車両性能向上のためのコンポーネント設計能力を確保することで、『モビリティ・アライアンス』を実現します」とコメントしている。
RLEインターナショナルのCEOであるラルフ・ローヘンベルグ氏は「ノウハウ提供には、コンセプトディベロップメント、車両・安全性技術、電気/電子、eモビリティおよび軽量化設計の分野が含まれています。また、ヘンケルの高性能接着剤、シーラント、構造用フォーム、制振材といった高機能材料とのノウハウと融合させれば、非常に頼りになる技術パートナーになれるばかりか、産業における最高の材料サプライヤーになることができます」と述べている。