西部ゴム商組(岡浩史理事長)は11月26日、中央電気倶楽部(大阪市北区堂島浜)でホース商工懇談会を開催した。
商業者側はホース部会員企業の代表者、メーカー側からはクラレプラスチックス、弘進ゴム、タイガースポリマー、東拓工業、住友理工ホーステックス、十川ゴム、トヨックス、八興、プラス・テク、ユーシー産業の代表者が出席した。
冒頭、主催者を代表して岡理事長が「原材料や運送費の値上げは、皆様が苦労する切実な問題だ。今回は製品値上げや納期解消を重点に議論することになるが、値上げが最終ユーザーに理解していただけるよう、我々商業者とメーカーが手を取り合うことが大切だ」と述べ、あいさつを終えた。
続いて、同組合が調査した「ホース流通動態調査(回答44社)」について加藤廣ホース部会長が報告した。それによると、ゴム・樹脂ホースともに最近6カ月間(30年4月~9月)の売上は堅調に推移していると回答する企業が多かった。その他、「樹脂ホースの値上げや物流費の値上げを価格転嫁しづらい」「輸入ホースがやや増えており、品質も若干向上している」などが報告された。
続いて、生産・販売状況について、一般ホースは十川ゴムの松江耕執行役員・大阪支社長、樹脂ホースはタイガースポリマーの鹿島佳明大阪支店課長、高圧ホースは住友理工ホーステックスの池田邦広大阪事業所長が説明した。
一般ホースの状況に関して、十川ゴムの松江氏は、