東洋ゴムが組織改編へ 社名変更機に体制強化

2018年12月03日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は11月30日、組織改正と役員などの異動を2019年1月1日付けで行うと発表した。1月1日から社名を「TOYO TIRE株式会社」へ変更するのを機に、新たな経営体制のもと、ガバナンス体制の強化とさらなる成長に向けた事業運営の推進を図る。

 今回の組織改正は、経営基盤の強化に向けた「本社機能の強化」、事業経営の推進に向けた「モノづくり力の強化」、「販売機能の強化」を柱としている。

 組織改正の内容は、以下のとおり。

〈組織改正〉
 (1月1日付)
「コーポレート統括部門」
 コーポレート機能の強化、三菱商事との資本業務提携の推進を企図し、以下の組織改正を行う。▽「資本業務提携推進室」を新設する。
▽管理本部「財務部」に事業統括部門事業戦略本部「事業管理部」の機能を移管する。

「事業統括部門」
 グローバルでのサプライマネジメント機能の強化を企図し、以下の組織改正を行う。
▽「事業戦略本部」を解消する。
▽「商品企画室」を「商品企画本部」に昇格する。▽「SCM本部」を新設する。
▽生産基盤技術統括部門管下の「グローバルサプライ推進室」を事業統括部門に移管する。
▽グローバル推進室管下の「グローバルサプライ企画室」を解消する。
▽事業戦略本部管下の「事業管理部」を解消する。

「生産基盤技術統括部門」
▽生産基盤技術統括部門を解消する。

「技術統括部門」
 次世代生産技術開発の強化、将来に向けた技術力の強化を企図し、以下の組織改正を行う。
▽「技術第一本部」、「技術第二本部」を解消し、「先行工程開発本部」、「技術開発本部」、「商品開発本部」を新設する。
▽先行工程開発本部管下に「新工法開発室」を新設する。
▽技術第一本部管下の「工程設計開発室」を先行工程開発本部に移管する。
▽技術開発本部に技術第一本部管下の「OEタイヤ開発部」、「材料開発部」、「タイヤ評価開発部」、「新車技術部」、並びに技術第二本部管下の「ゴム製品開発部」を移管する。
▽技術第一本部管下の「タイヤ先行技術開発部」を「先行技術開発部」に改称し、技術開発本部に移管する。
▽技術開発本部管下に「欧州/モジュール開発室」を新設する。
▽技術第一本部管下の「REタイヤ開発部」、「TBタイヤ開発部」、「タイヤ実験部」、並びに技術第二本部管下の「自動車部品生産技術部」、「自動車部品実験部」を商品開発本部に移管する。

「生産統括部門」
 生産コスト競争力の強化を企図し、以下の組織改正を行う。
▽生産基盤技術統括部門管下の「エンジニアリング本部」を生産統括部門に移管する。

「販売統括部門」
 全世界での販売機能推進と販売マーケティング機能強化を企図し、以下の組織改正を行う。
▽「米州事業推進室」を販売統括部門に移管する。▽「営業企画部」を新設する。
▽「販売統括管理部」を解消する。

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