葛飾ゴム工業会は11月30日、葛飾区内の飲食店蕎麦厨「やなぎや」で会員企業の23社26人が出席し、地産地消の宴と題する忘年会を開催した。
冒頭、武者英之会長は今年1年を振り返り「日本経済は堅調に推移しているといわれるが、当工業会を含めゴム業界は人手不足や材料の入手難、価格上昇など、さまざまな課題が表面化している」と述べた上で、「来年は2月22日に柴又の川甚で新年会を兼ねた通常総会、3月13日は、政府が推進する外国人労働者の受け入れ問題をテーマに東京ゴムプラスチック製品協同組合の川口秀一事務局長(カワイチ・テック代表)を講師に招き、恒例の勉強会を開催する予定だ。川口氏は外国人受け入れに20年以上にわたる実務経験を持っている方なので、人手不足に悩まれている会員にとって重要なテーマになると思う」などとあいさつした。
また、会の途中に、田口郁男副会長(タグチゴム)から10月に開催した「第34回葛飾区産業フェア」の報告が行われた。田口氏によると「今年の葛飾区工業フェアは過去最高の9万1000人が訪れ盛況の中で幕を閉じた。また、当工業会が出展したブースでは、東京オリンピック・パラリンピックのボッチヤにちなんだ『ゴッチャ』を
その後は葛飾区伝統工芸士「松菊」が製作した来年の干支のイノシシの置物が出席者全員に配布したほか、じゃんけん大会も行われ、優勝者と来年の年男・年女にはイノシシの大きな置物がプレゼントとして贈られた。
2時間に及ぶ忘年会では、原料動向など会員相互に情報交換を努めながら懇親を深めた。中締めの挨拶を行った内山実氏(内山ゴム製作所)は「武者会長が話したように町工場にとって人手不足は一番悩ましい問題なのではないか。勉強会に参加して情報収集にあたってほしい」などと述べ、内山氏の三本締めで散会した。
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