横浜ゴムは12月3日、幕張メッセで12月5~7日に開催される国内最大の接着・接合・溶接の専門展「接着・接合EXPO」に出展すると発表した。
出展2回目となる今回は、接着剤やコーティング材などの開発中の商品を多数展示し同社の高い技術開発力をアピールするとともに、自動車、電化製品、建材など多分野で活躍している幅広い商品群を紹介する。
接着剤は、開発中の高強度・高弾性を両立した「2液高弾性ウレタン接着剤」を中心に訴求する予定で、この開発品は、異種材料間での接着・接合が急速に求められている自動車やエレクトロニクス分野での応用が期待される。販売中の商品では、音(振動)特性に優れる速硬化型接着剤や絶縁性に優れる熱伝導接着剤、シール部材の解体・リサイクルが期待できる易剥離性のホットメルト型接着剤などを展示する。
コーティング材では、開発中の耐水・耐熱性に優れる「1液型防曇コート材」と経時で傷を修復する機能を持つ「自己修復コート材」に加え、ブルーライトなど特定の波長光を選択的に反射する「UV硬化型コート材」を紹介する。このほか、床目地(土間目地)に使用する高硬度・速硬化の建築用シーリング材や各種構造材の補強材として新規開発中の高強度発泡フォームなども展示する予定。
接着・接合EXPOは、接着・粘着剤などの材料から溶接・摩擦撹拌・超音波・拡散などの接合装置・技術が一堂に会す展示会で、国内外から自動車、鉄道、造船、電気・電子機器、建築・建材、新エネルギー、産業機械など各メーカーの技術者が多数来場する。昨年は関連企業・団体など1540社が出展した。