三友工業(愛知県小牧市、片桐忠社長)の成形機事業はこのほど、STIシリーズから新型ゴム射出成形機「 200VJⅡ」を開発し8月より販売を開始した。
今まで販売していた200VJの機能を進化させたゴム射出成形機で、国内NO.1となる省スペース化、作業高の低さ、また“業界初”となるAI射出制御による生産性向上の3点が主な特徴だ。
省スペース化は、設備外形寸法のスリム化を向上させており、幅は1190㎜から1100㎜、奥行きは2870㎜から2605㎜、占有面積は3・4㎡から2・8㎡を実現し、前機種200VJよりも約17%削減した。
作業高の低さでは、前機が1044㎜から854㎜の低さを実現し、作業ステップなしで、作業者の利便性に貢献した。
今回の機能性の向上は、ユーザーのニーズを調査したものを反映させもので、「省スペース化」と「作業高の低さ」は国内200tクラスで“№1”になったという。
AI制御による生産性向上については、同社独自で開発したAI技術による画像処理技術のノウハウを横展開し、射出スピードをAI制御することで、射出スピードの安定化が可能となった。特徴は射出温度の立ち上がりが早く、その後