豊田合成は12月7日、改善活動の優秀事例を発表する「グローバル小集団活動大会」を愛知県稲沢市で12月5日に開催したと発表した。
2回目となる今回は、役員や国内外グループ会社の代表ら約200人が参加し、外装部品の組み付け時間の短縮や、エアバッグの廃材処分の作業ロス低減など10事例が発表され、金賞には「ドア枠のゴム製品の不具合低減」に取り組んだ豊田合成ミンダインディアのサークルが選ばれた。宮﨑直樹社長は「国内外の優れた活動事例を共有し、相互研鑽することができた。小集団活動を通じた職場の課題解決が、安全や品質の向上だけでなく、人材育成やコミュニケーションの活性化にもつながる。各地域の代表である皆さんがリーダーとなって、自国で活動を盛り上げていってほしい」とあいさつした。
同社は、各職場での自発的な工程改善や業務の効率化といったQCサークル活動を1972年に開始し、現在は日本だけでなく、米州、欧州、中国、アジアなどの地域で活動を推進している。2016年からは各地域におけるさらなる活性化をねらい、海外グループ会社や国内関係会社が一堂に会するグローバル小集団活動大会を開催している。