東海カーボンは12月19日、摩擦材事業部門の子会社である東海マテリアルの四輪ブレーキ関連事業を、エムケーカシヤマに19年4月1日に譲渡すると発表した。
譲渡するのは、四輪補修市場向けのブレーキ関連事業。より高い成長が見込まれる産業用ロボット、風力発電分野向けの電磁ブレーキ用摩擦材などに経営資源を集約するため、四輪ブレーキ用事業から撤退する方針を固めたことによるもので、今回の事業譲渡はその一環となる。
東海カーボンの摩擦材事業は、一般焼結材、ペーパー材料、摺動材料、自動車用・鉄道用および産業機械用レジン材など幅広い摩擦材製品を取り扱っているが、成長戦略の実現に向け事業ポートフォリオの再構築を検討していた。