■ 新年インタビュー
「継続は力なり」の年に
ライニング事業が好調
昭和ゴム 山口紀行社長
昭和ゴムは、昭和ホールディングス・グループのゴム事業の中核を担い、今期に新中計「アクセルプランギヤ3 」をスタートした。18年6月に社長に就任した山口紀行社長に18年を振り返りながら、今後の課題や抱負などを尋ねた。
◆18年を振り返って
社長に就任して半年経ったが、とにかく慌ただしい年だった。業績面では売上、利益とも前年と比較し伸長し、非常に流れの良い年となった。とくに、ラインニング業界全体の動きが近年にないほど良く、ライニング事業が好調に推移した。補修案件や大型案件があり、お客様の設備投資意欲が旺盛だったと言える。ただし、18年からスタートした「アクセルプランギヤ3 」のなかにある技術継承がうまく伝わっていない部分もあった。また、18年は売上が前期比二桁増となるものの、その納期対応にも追われた。
◆海外の動向について。
タイ、マレーシア、ベトナムの引き合いも多くなってきている。これらの引き合いをどうやって受注につなげていくかが今後の課題だ。19年あたりには、大型案件があるため、当社からスーパーアドバイザーを派遣している。そこで現地で協力していただけるライニングメーカーとタイアップして現地のワーカーを育てている。昨年と比較しても、営業活動に力を入れている。これは昭和ゴムアジアンカンパニーの宗宮保社長と戦略を立て営業活動を積極的に行ってるからだ。
◆19年の見通しは。
通期は前期を上回る結果になると見込んでいる。とくにライニング事業が他の事業をカバーするほど好調さは続くだろう。ま