東レ・ダウコーニングは12月26日、ダウ・デュポンの3社分割に伴い、2019年2月1日付で、東レ・ダウコーニングの事業と法人を分割すると発表した。
東レ・ダウコーニングが日本で展開しているシリコーンを中心とする高機能材料に関する事業をグローバル同様に分割すもので、同社の法人分割と本店移転を予定している。
ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(ダウ)と米デュポン社(デュポン)は2017年8月31日に対等な経営統合を完了し、ダウとデュポンは、ホールディングカンパニーであるダウ・デュポンの子会社となったが、取締役会の決議を経て、2019年以内に農業関連、素材科学、特殊化学品分野で3つの独立した上場会社への分割を予定している。素材科学の会社(新生ダウ)は2019年4月1日までに独立を予定しており、農業関連の会社(コルテバ・アグリサイエンス)と特殊化学の会社(新生デュポン)は2019年6月1日までに独立を予定している。
この3社分割に備えるべく、ダウとデュポンは各法人の再編を進めており、2019年2月にアジア・パシフィックに所在する法人再編を予定している。