三菱ケミカルは12月20日、グループ会社の油化電子とダイアモールディングが2019年4月1日付で合併し、「MCCアドバンスドモールディングス」として発足すると発表した。
油化電子の強みである高分子複合技術、精密加工技術、高機能化技術に、ダイアモールディングの強みである製造管理技術、加飾技術を融合することで、プラスチック加工業界において確固たる地位を確立し、同社グループのフォーカスマーケットであるモビリティー、メディカル等の分野において付加価値の高い製品を中心に事業基盤の更なる強化を図る。
油化電子は、カーボンナノチューブ応用部品などの精密電子機構部品、歯科・医療検査容器などの成形部品、カラープリンター中間転写ベルトなどを含めた機能フィルム、LEDモジュールを中心とした光学部品など、幅広い事業を展開している。
一方、ダイアモールディングは、自動車・車載分野、家電分野において、射出成型部品を金型開発から成形、塗装、組み立てまで一貫した生産体制のもと、加飾技術を強みとして高品質な製品を製造している。