■ 新年インタビュー
多面的に採算性改善取り組む
タイガースポリマー 渡辺健太郎社長
原料高や人件費の高騰が影響を及ぼしているものの、国内は堅調に推移し、アメリカや東南アジアも好調な伸びを示すタイガースポリマー。渡辺健太郎社長に18年を振り返りながら、国内や海外事業の進捗状況などを聞いた。
◆18年を振り返って。
中間決算を振り返ると、
連結で前年比5・8%増、営業利益は同6・9%減、経常利益は同5・4%増だった。売上増の要因は米国の自動車部品を製造するTPM(オハイオ州)が前期は厳しかったが、業績も回復し売上、利益とも増加した。
営業利益では、材料費の高騰をはじめ、国内の人件費や残業の増加などが足を引っ張ったと捉えている。経常利益は為替差益が発生したため、増加となった。
◆海外拠点の動向は。
米国のTPMの売上が大幅に伸びたものの、自動車部品を製造するメキシコのTMX(グアナファト州)が自動車メーカーのメキシコ工場で洪水の影響を受けた。そのため、7~10月まで工場の運営が大部分ストップしたことが厳しかった。
そのほか、米国で産業用ホースを手掛けるTFC(イリノイ州)と自動車部品などを製造するタイは好調に推移した。
中国は自動車販売の市況が芳しくなく、減収減益だった。18年の海外拠点で売上の伸び率が一番高かったのは、タイだった。
◆足元の動向・通期の見通しは。
TMXが11月から稼働が再開し、今までの後れを挽回しつつある。TFCやタイは上半期の好調さが続いている状況だ。
国内では、人
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