【新年インタビュー】日東化工 荒川良平社長

2019年01月10日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

大阪ソーダとのシナジー加速

日東化工 荒川良平社長


 

 18年3月に大阪ソーダの関連会社となった日東化工。「新体制になっても基本的な経営方針は変わらない。それぞれの強みを生かし、プラスαを創出していきたい」と語る荒川良平社長に大阪ソーダとの現況や19年の見通しを聞いた。

 ◆18年を振り返って。

 上期(4~9月)業績は計画を若干下回る結果となった。事業別にみると、ゴム事業では、ゴム成形品は一部商品の販売終了に伴い、売り上げを落としたものの、ゴムコンパウンドとシート・マットはまずまずだった。

 樹脂事業は、高機能樹脂コンパウンドは前年並み。一方、重点商品と位置付ける樹脂洗浄剤「スーパークリーン」は売上が増えたが、計画には若干届かなかった。

 ◆通期の見通しは。

 足元の第3四半期(10~12月)も需要は安定している。製品では、ゴムマットで東京五輪関連の案件が出始めている。五輪関連需要は19年がピークを迎えるので、情報を集めながら案件を拾っていく。樹脂事業ではスーパークリーンの拡販活動をさらに進めることで、通期計画を達成したい。

 ◆大阪ソーダとの現況について。

 大阪ソーダはエピクロルヒドリンゴム、アクリルゴムなど特殊な合成ゴムを製造販売し、ゴムに関する豊富な知見を持っている。今

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