豊田合成は1月9日、東京ビッグサイトで1月16日から3日間行われるロボット技術の展示会「第3回ロボデックス」に、電気と力で機能する次世代ゴム「e―ラバー」を出品すると発表した。
会場では、おにぎりやサンドイッチなど柔らかい商品を棚に陳列する「コンビニ品出しロボット」、殻付き卵と殻なし茹で卵を触覚で選別する「おでんロボット」、表面の凹凸や柔らかさなどの触感を離れた場所で再現する「触覚共有技術」、心臓の動作を再現する手術訓練シミュレータ「スーパービート」などを展示する。
同社はe―ラバーを用いて、電磁モーターに代わる次世代の動力源としてロボットの人工筋肉(ソフトアクチュエータ)や、柔らかさを活かした触覚・圧力センサやモーションセンサ(ソフトセンサ)を開発しており、少子・高齢化を支える医療・介護支援ロボットなどでの実用化を目指している。
昨年に続き2回目の出展となる今回は、ソフトロボットへのアプリケーションの具体的な事例などを紹介し、微妙な圧力を感知できる触覚センサを装着し、柔軟・不定形物もつかめるハンドなどを実演する。