クレイトンが新ラテックス 手袋でアレルギー低減

2019年01月17日

ゴムタイムス社

 クレイトンポリマーは1月10日、浸漬用途やその他の革新的なラテックスの加工技術に適応した、新しいタイプの熱可塑性エラストマーラテックス製品である「カリフレックスIR2GL1ラテックス」を発表した。

 「カリフレックスIR2GL1ラテックス」は、手術用手袋やその他の浸漬加工製品用途に向けて開発されており、Ⅰ型アレルギーを誘発することで知られる天然ゴムのタンパク質が存在せず、Ⅳ型アレルギーのリスクを低減する一方で、既存の高級手術用手袋と同程度の強度や保護性、快適性などの性能を発揮できるよう設計されている。

 また、既存製品と同様にクリーンで高純度な水分散型の熱可塑性エラストマーで、従来型の加硫をしなくても、強度、柔軟性および軟性を発揮することが可能となっている。

 同製品は、昨年マレーシアのクアラルンプールで開催された国際ゴム手袋会議・展示会で、浸漬用途だけでなく、コーティング剤や接着剤、発泡材料製品といった他の用途分野でも技術革新の扉を開く可能性があると発表された。

 

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