伊ピレリは１月21日、フラグシップストア「Ｐゼロ・ワールド」の４号店をドバイにオープンしたと発表した。
同社の小売戦略の象徴であるＰゼロ・ワールドは、タイヤのブティックをコンセプトとし同社製品全てを提供する店で、ロサンゼルス、ミュンヘン、モンテカルロに次ぐ４号店を中東とアジアを繋ぐエリアに構えた。
ドバイ店は、５人の技術者が常駐し、最先端マシンでタイヤメンテナンスを行う設備が４つあり、ホイールアライメントを行う最先端のレーザーや、人の手を全く必要としない自動タイヤ装着の設備を備えるほか、ステアリングホイール経由のバイブレーションのような従来のシステムでは容易に解決できない問題を迅速に解決できるバランスマシンも完備している。メンテナンスを待つ間、顧客は実物大のフォーミュラ１のシミュレータや本格的なイタリアンコーヒーでくつろぐことができ、タイヤのセットアップやマネジメント、サーキットドライビングに関する専門的なアドバイスを自由に受けることができる。
今回のオープンを祝し、地元のファンやコレクターの60台を超えるスーパーカーがドバイ市内でパレードを行い、後日行ったイベントには２００台以上のマシンが参加した。
ドバイは、歴史的に商業および輸送上の重要なハブで、２０２０年に２５００万人の観光客を集めるエキスポを主催するほか、中東のカーマーケットの中心であり今後数年間に渡ってラグジュアリーカーの需要が年率４～５％の伸びを示すことが予測されている。また、スポーツカーへの情熱がドライバーの間に浸透しており、スーパーカーのオーナーは車の特定のモデル専用に設計された証であるマーキングが刻印されたタイヤを好む傾向があることから、同社は「パーフェクトフィット」と呼ぶ戦略の展開を図る。
オープンしたドバイ店
