【訃報】海﨑洋一郎氏が死去 元ブリヂストン社長

2019年01月28日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは1月25日、元代表取役社長の海﨑洋一郎氏が1月20日に死去したと発表した。享年85歳。

 通夜・告別式については、近親者のみにて執り行われた。後日、「お別れの会」を執り行う予定だが、日時・場所などの詳細は未定。

 海﨑洋一郎氏は、1933年5月20日生まれで、福井県出身。1962年1月に同社に入社し、1993年から2001年まで代表取締役社長を務め、社長在任中は米ブリヂストン・ファイアストン社の黒字化を達成したほか、グローバル化戦略を推進し、世界的な自動車メーカーの変化に的確に対応するとともに、国内外の販売体制や開発体制、物流体制のグローバルでの適応を進め、生産と物流、販売にわたる包括的なコスト改善活動を推進し、国際的に競争が可能な体質に強化した。1997年には藍綬褒章を受賞している。

 同社の津谷正明CEOは「訃報に接し、深い悲しみにたえません。多角化事業の拡大・国際化を進めた後、ファイアストン社買収直後に米国に赴任し、米州タイヤ事業の立て直しを直接指揮され、帰国後は当社社長としてグローバル化の基礎を固められ、今日、タイヤ会社として世界一の地位を確立する礎を構築されるなど、社業の発展に大きな貢献をされました。豪放磊落、明快闊達で何事にも即断即決であられ、そして、こよなく日本酒を愛された在りし日のお姿が偲ばれます。安らかにご永眠されますよう心よりお祈り申し上げます」とコメントした。

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